論文やレポートをLaTeXで書いている人は少しでも執筆を効率化させたいでしょう!その方法の一つにスニペットを使う方法があります。スニペットは、特定のコマンドを打つことで、大きな雛形などを入力してくれる機能です。今回は私が「Dash」で設定しているTeX関連のスニペットを紹介します。

スニペットツールは何を使うか

私は、スニペットツールにMacの「Dash」というアプリを使用しています。無料で、強力なスニペットを使用することができます。皆さんがそれぞれ使用しているスニペットツールを使用すれば良いと思います。ただし、スニペットツールは、スニペット使用後、任意の場所にカーソルを移動することができる機能を持ったもの利用することのできるものを使用すると良いと思います。

LaTeX用スニペット

実際に私が設定していて、その中でも多く利用するものを紹介します。私は、TeXやLaTeX関連のスニペットは全て「:(コロン)」から始めるようにしています。以下は、スニペット名(コロンで始まるコマンド)、実際のDashで設定しているスニペットのコードの順で書いていきます。スニペット名は皆さんの好きなように変えてください。また、Dashでは、@cursorとしている部分にスニペット実行後、カーソルが移動します。Dashのこの機能を活用することが、効率化への鍵です。

サブドキュメントのスニペット

私は、subfilesを使用してLaTeXでの章やセクションを管理しています。subfilesを使用することで、ファイル管理が楽になるので、このプラグインもオススメです。subfilesでのドキュメントの雛形を生成するコマンドです。
スニペット名は以下のようになっています。

:subdoc

スニペットの中身です。

\documentclass[../@cursor]{subfiles}
\begin{document}

\end{document}

図表関係のスニペット

私は、図のcaptionは「f:」から、表は「t:」からと決めているので、スニペットの中身で指定しています。
図に関して、widthは10cmを使うことが多いので10cmをスニペットで指定しています。@cursorはファイル名を指定する部分に決定しています。
スニペット名は以下のようになっています。

:fig

スニペットの中身です。

\begin{figure}[htb]
 \begin{center}
  \includegraphics[width=10cm]{@cursor}
  \caption{}
  \label{f:}
 \end{center}
\end{figure}

表に関しては、キャプションに@cursorを置いています。そのままキャプションを入力するような形です。

スニペット名は以下のようになっています。

:table

スニペットの中身です。

\begin{table}[htb]
\begin{center}
\caption{@cursor}
    \begin{tabular}{c|c} \hline
           	&    \\ \hline
     \end{tabular}
    \label{t:}
\end{center}
\end{table}

数式関連のスニペット

理系で特に数式を扱う人は、このスニペットを入れることでかなりの効率化がはかれると思います。
まずは、1行の数式に対応するequationです。
スニペット名は以下のようにしています。

:equation

スニペットの中身です。

\begin{equation}
  @cursor
\end{equation}

次に、複数行の数式に対応するequationです。
スニペット名は以下のようにしています。

:eqnarray

スニペットの中身です。

\begin{eqnarray}
  @cursor \\
\end{eqnarray}

分数をものすごく多用する人には\fracコマンドです。
スニペット名は以下のようにしています。

:frac

スニペットの中身です。

\frac{@cursor}{}

そして、意外と重宝する、数式の番号を非表示にする\nonumberコマンドです。
スニペット名は以下のようにしています。

:non

スニペットの中身です。

\nonumber

箇条書きに関するスニペット

記号付き箇条書きと、数字付きの箇条書きを設定しています。

記号付きのスニペット名は以下のようにしています。

:enumerate

スニペットの中身です。

\begin{enumerate}
\item   @cursor
\end{enumerate}

番号付きのスニペット名は以下のようにしています。

:enumerate

スニペットの中身です。

\begin{itemize}
\item   @cursor
\end{itemize}

まとめ

私がLaTeXで論文執筆をする時に使用しているスニペットの設定をまとめてみました。今回紹介した以外にも多くのスニペットを登録していますが、よく使用したものを取り上げています。数式を使うことの多い理系の学生にとってLaTeX用にスニペットを登録すると論文の執筆の効率が上がり、不要なエラーによるコンパイル関連のトラブルが減るので、使ってない人はぜひ試してみてください。自分にあったツールやエディタを使うことでさらなる効率化を目指して論文頑張ってください。