研究室というところに配属されてから数年が経ちますが、数年間研究活動をしてきて、私を支えてくれたツールやアプリを紹介します。

Macのアプリにフォーカスしたエントリを投稿しましたが、そこで紹介したアプリ以外で研究活動にフォーカスをしたアプリやツールを紹介します。自分の研究特有のジャンルに依存しないようなものを紹介します。

高機能エディタ Vim

超高機能エディタのVimを一つ目に持ってくるのは少し気が引けてしまいますが、研究活動を行う中で一番触れているツールがVimです。論文を書くのもVim、プログラミングもVim、研究ノートもVim(手書きのノートももちろん同時につけています)、ほぼ全てのテキストを書く作業はVimで行なっています。理系といえど、多くの方がかなりの時間をテキスト関連の活動に費やしていると思います。そんなとき、少しでもミスなく、効率的に執筆やプログラミングを行うためには自分にあったエディタを選ぶべきです。私は、多くのエディタを使って、一番しっくりきたのがVimでした。
Vimは、考え事をするときはカーソル移動やコマンドを多く入力するノーマルモードで行い、実際に執筆をするときはインサートモードで行うといった具合に行くつかのモードで構成されています。このモードの意味や意義を理解することで、執筆活動のあり方を考えさせてくれました。まだまだ未熟ですが、Vimの思考を身につけられたことで、少しは執筆関連活動を効率的なものにできていると思います。

バージョン管理の定番 Git

意外と研究で使っている人が少ないように思える、バージョン管理ツールのGitです。研究の活動は自分の考えや検証・結果など、様々なバージョンアップをしながら進めているようなものだと思います。この研究活動とバージョン管理はとても相性がいいので、全てをGitで管理している!といっても過言ではないくらいGitを多用しています。開発しているしているプログラミングコードだけでなく、研究ノートもGitで管理、論文執筆もGitで管理、発表資料もGitで管理、すべてGitで管理しています。Gitは一つ一つの作業終了時にコミットと呼ばれる行動を行います。コミットは、前回の作業から今回までの作業の塊を、知らせる行為のようなものです。そして、このコミットには、何を追加したか、何を変更したかなどのコメントをつけることができます(コミットメッセージ)。このコメントの機能を使って、たとえば「研究ノート:18/2/5 〇〇に関する実験を行なった」というようなコメントをつけてコミットします。これによって、過去の自分の意図だったり、その時の条件だったりをすぐに確認できたりと、何かと便利です。
一つ一つ細かくコミットを行い、自身のToDo管理と合わせて行うことで、実験をし忘れるなど簡単なミスをなくすこともできます。ちなみにToDoリストを作っている方は、コミットを一つの単位としてToDoリストを作成することをお勧めします。

資料作成の強い味方 Adobe Creative Cloud

Adobe Creative Cloud はAdobe製のグラフィック関連のアプリケーションをサブスクリプション方式で利用できるサービスです。特にAdobe illustratorとAdobe Photoshopは私にとってプレゼンテーション資料などを作成する上で今ではなくてはならないツールになっています。illustratorはベクターアートを作成できるアプリです。illustratorは実験環境のシステム構成図だったり、ちょっとした図を作るのにとても優秀です。Photoshopは写真や画像編集を行う誰もが一度は聞いたことがあるアプリです。実験装置を切り抜いてたり、プレゼンテーション資料に使う背景などにアクセントをつけて、少しでも目を引くよな工夫をするのには欠かせません。
ちなみに私は、プレゼン資料の図などの作成はillustratorで行います。そして、実際のスライド作りはinDesignを使用しています。inDesignではプレゼンテーション機能もついているので、かなり便利です。
ただ、Adobe Creative Cloudは毎月払う一定額の料金が学生にとっては少し痛い出費なので、無料期間や、自分がどんな資料を作りたいかなどをしっかりと考えて、契約しましょう。写真編集をしないと割り切ってしまいillustratorだけ契約するというのも一つの手段です。多くの研究関連の資料作成にはillustratorだけあれば十分でしょう。

最後に

数年間研究活動をしてきて、私を支えてくれたツールやアプリを3種類、紹介しました。研究活動は、研究をすることだけでなく、人に伝えることもとても重要です。自分の思考をどのようにアウトプットするか、どのように記録するか、そのようなところにも向き合って研究を行なっていく必要があると思います。